私たち高齢者在宅長期ケア分野では、高齢者とその家族への長期ケア(long-term care)をより良くしてゆくための幅広い研究に取り組んでいます。
人口減少社会・超高齢社会の日本で長期療養施設や在宅におけるケアの質を確保してゆくためには、ケアの受け手とともにケアを提供するスタッフや家族、さらに地域の人々全体のウェルビーングの確保も大切です。そのような考え方で、①ケア提供者も楽しめるケアの質向上のためのプログラム開発、②ケアスタッフの質指標入力負担を最小限にする質評価法の確立、③ケアの事例研究による新たなケアの知の構築、④だれもが人生のいずれかの時点でケアしケアされることをふまえ、ケアしケアされることを楽しむケアリングコミュニティ創生、などに取り組んでいます。
既存の学問的枠組みにとらわれることなく、看護学研究を通して社会に貢献しようとする私たちのとりくみを、このHPで報告していきたいと思っています。どうぞご覧になってください。
山本則子 Noriko Yamamoto-Mitani, PhD, RN, FAAN
