東京大学医学部・大学院医学系研究科

高齢者在宅長期ケア看護学/緩和ケア看護学

Gerontological Home Care and Long-term Care Nursing/ Palliative Care Nursing
The University of Tokyo, School of Health Sciences and Nursing

Gerontological Home Care and Long-term Care Nursing/ Palliative Care Nursing

The University of Tokyo, School of Health Sciences and Nursing

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所属学生の声

久貝波留菜 博士課程3年

私は5年間大学病院の内科病棟で看護師として勤務した後、大学院に進学しました。慢性疾患を抱える患者さんと関わるの中で、患者さんが合併症や疾患の増悪を予防しながら充実した生活を送るために、看護職として何ができるのかを考えるようになりました。修士課程では、腹膜透析患者さんのセルフケアを高める支援について検討し、現在は腎不全・透析患者さんの支援や公的サービスの活用に着目して研究を進めています。教職員や学生からの充実したサポートのもと、貴重な経験と多くの学びが得られる環境です。皆様と一緒に学び、研究できる日を楽しみにしています。

沼田 華子 博士課程3年

私は病院で3年間の病院での臨床経験を経て入学し、修士課程修了後は訪問看護師として働きました。現在は、新人の訪問看護師への教育について問題意識を感じ、博士過程ではその問題について研究していきたいと思っています。研究室の皆さんは様々なキャリアを持っており、お互いに尊重しあいながら積極的に学んでいます。、先生は熱心にサポートしてくださり、このような環境で研究できることに感謝しています。ご関心があればぜひいらしてください。

増田有葉 博士課程3年

私は大学病院の循環器病棟で働いていました。認知症や高齢のかたのケアに接するうちに、彼らのQOLについて学びたいと思い、大学院入学を考えるようになりました。学んだことを臨床に戻って実践に活かしたいと思い看護師コースへの入学をきめました。学ぶことは多く、毎日充実しています。先生方も先輩方もやさしく研究室はフレンドリーな雰囲気です。ここは勉強、研究に集中する環境が整っているとおもいます。

矢坂泰介 博士課程3年

私は大学病院の集中治療室で7年間看護師として働きました。研究テーマは、重症患者さんに対して集中治療室から開始する早期リハビリテーションです。クリティカルケアについて取り組んでいる学生や教員の先生方はいませんが、その状況が私に多くのメリットをもたらしていることを日々実感しています。それは、教員や学生の研究領域が多様であるため、私だけでは至らない新たな見解をフィードバックしてくれる点です。看護や医療について幅広い視点を持つことができる当研究室の環境は、研究者として成長していくために大きな財産になると思っています。また、総合大学であるため、領域横断プログラムなどに参加し他分野の学生と交流を持つことができるのも魅力の1つです。ご興味がありましたら、ぜひ研究室にいらしてください。

篠原真純 博士課程2年

私は大学病院の循環器内科病棟で4年間勤務し、大学院に進学しました。修士課程では、公衆衛生の考え方と実践を学ぶために保健師教育コースを選択しました。現在は、誰もが人生の最終楽章まで自分らしく生きられるための意思決定支援に関心を抱いています。看護研究の最前線で活躍されている先生方と、研究熱心で親切な先輩方に囲まれ、充実した日々を送っています。

鈴木はるの 博士課程1年

私は大学病院の脳神経外科病棟で3年間勤務した後に、大学院に進学しました。 関心分野は認知症にやさしい地域づくりと高齢者の健康増進です。 修士課程ではバーチャルリアリティー技術を用いた認知症教育プログラムの効果検証を行いました。 本大学院は、研究に必要な設備やリソースの提供、他学部の講義受講や経済的支援、多分野研究者との共同研究の機会など、研究に打ち込むのに非常に恵まれた環境だと思います。 自らの研究課題を科学的観点から深く考えてみたい方、高齢者や地域で暮らす人の健康に資する研究を実施してみたい方は、ぜひ入学をご検討ください。

加藤里沙子 修士課程2年

大学病院での勤務後に都内の訪問看護師として働きました。 在宅療養中の経管栄養患者に対して、絶食といわれていましたが、本人の好きなものを少しずつ経口摂取を再開できた事例がありました。その経験を通して、看護師の役割は、経口摂取に関わる全身状態のアセスメントをし、身体機能の維持を助けることにあると考えました。しかしながら臨床経験の中で、摂食・嚥下機能を包括的にアセスメントし、歯科医などの専門家に適時に十分な情報共有を図ることの難しさを感じました。研究を通して、看護師が自信を持って患者さんの食べたい願いを引き出し支援できる環境作りに貢献したいです。先生方、先輩方に相談しやすく、他分野の垣根を超えて知見を共有するという風土があります。

河瀬 希代美 修士課程2年

私は大学病院やがん専門病院のいくつかの診療科で看護を経験してきました。その中で看護研究に取り組んできましたが、課題も多く感じました。加えて、看護の質を上げるためには臨床と研究の両方の能力を高めることが重要だと感じ、大学院進学を決めました。 当教室は様々なバックグランドの教職員や学生との関わりだけでなく、自由な学びの機会があり、温かくサポーティブな雰囲気です。看護研究に興味がある方、一緒に学べることを楽しみにしています。

呉 金艶 修士課程2年

私は中国出身で、日本の高齢者看護に興味があり、大学卒業後日本に来ました。来日後、看護師として慢性期病棟3年間と急性期病棟2年間を勤務し、大学院に入学しました。臨床で、たくさんの認知症の患者さんと接してきて、認知症のケアの質への関心が増え、将来取り組んでいきたい研究テーマは「身体拘束減少に対し、看護師に何を求められているのか」です。暖かい教室で、先生方や先輩方、同期たちの親切なサポートを受けながら、毎日充実した学生生活を送っています。

松下はるゑ 修士課程2年

私は看護師として、大学病院で主に外科病棟と治験病棟で5年間勤務しました。治験病棟では、主に抗がん剤の臨床試験もしくは治験に参加する終末期がん患者さんの看護を行いました。この過程から、私は終末期の意思決定支援についてより詳しく学びたいと思い、また、臨床試験や治験参加の視点も含めたACPの発展に自分も寄与したいと考えました。大学院では様々な研究テーマをもつ先生や先輩方の思考回路に触れ、研究について学ことができる環境が整っています。常に最先端で尚且つ視野が広く深い知見を得ることができる毎日を過ごしています。

伏見寿子 修士課程1年

私は在宅ターミナルケアに関心があり、大学病院で約12年間勤務しながら臨床実践能力を磨いた後、訪問看護師として2年弱働きました。当初はがん患者のターミナルケアに関心があったのですが、担当患者の事例をきっかけに非がん患者のターミナルケアの難しさを実感するようになり、研究したいと考え大学院に進学しました。どのような疾患を抱えながらも、患者や家族の思いや考えが尊重され、最期まで安心して自宅で過ごせる支援に繋がる研究に取り組みたいと考えています。また、臨床で患者を支える看護師の力にもなる研究にしていきたいです。 現在は産後のため一年間休学していますが、この教室には出産・育児をされている先生方や先輩方が多く、相談したり支援をして頂きながら復学の準備をしています。一看護師としても、一女性としても、安心して研究に取り組むことができる環境だと感じています。